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まずは“バズること”。 TikTok は私にとってライバルです。──「女子大生が作曲してみた」。この一つの投稿から、シンガーソングライター乃紫の 音楽 活動がスタートした。コメントで「フルで聴きたい」という反応がくるとその曲の続きを作り始める。TikTokというプラットフォームから始めた理由を聞くと、「この時代に音楽を始めるなら、TikTokは不可欠な存在。あの中から流行は生まれるので」と答えた。 曲作りで今一番大切にしていることは数秒で人の心を掴む、圧倒的なわかりやすさと覚えやすさだという。「一回聴いただけでこういう動画を撮るってことね、とすぐわかる曲が大切だと思っていて、そこまで想像力を広げて作っています。2023年は10曲くらいをリリースして、とにかく好きなことをして投稿してみる年でした。 2024年はもっとみんなが聴いてくれることを意識しようと心がけて、最初に生まれたのが「全方向美少女」です。女の子たちがアップしたいと思える可愛らしい曲。中でも顔に関する歌詞にすることで、 スマートフォン 片手にみんなが楽しくアップすることができます」。その狙いは見事にヒットし、“正面で見ても横から見ても下から見てもいい女”というフレーズは大きな“バズ”を起こした。その勢いは国内だけに収まらず、KーPOPアイドルが投稿したことで国境を超えて注目を集め、総再生数は現在19億回を突破する。 だが、投稿したすべての曲が必ずしも“バズる”わけではない。そこに一喜一憂しないかと問うと、それぞれの曲に役割があると語る。「バズっている曲は全部良い曲なのか、良い曲だからバズるのかという話になりますが、バズらなくても自分の中で認められる曲だったらワンマンライブでやればいい。自分の分身となってそれぞれふさわしい場所で輝いてほしいなと思います。これがZ世代のマインドなんですかね」 作詞、作曲、編曲、歌唱からアートワークまでをすべて自らプロデュースする乃紫。今後挑戦したいことは音楽活動以外にもある。「昔から パルコ やJRの広告を見るのが好きでした。ヴィジュアルのディレクションやキャッチコピーを打ち出すものづくりもやってみたいですね。視覚効果のあるものを掛け合わせて、言葉を紡ぐことが好きなんだと思います」 Profile 乃紫(Noa) 作詞・作曲・編曲・歌唱・アートワークに至るまでをセルフプロデュースする新世代シンガーソングライター。2023年から本格的に音楽活動を開始し、オリジナル楽曲がTikTokでミリオン再生を連発。配信曲がTikTok急上昇ランキング、Spotifyバイラルチャートに続々ランクインし、SNSやサブスクで話題の大注目アーティスト。 問い合わせ先/ ミュウミュウ クライアントサービス 0120-45-1993 ビジュー アール・アイ 03-3770-6809 Photos: Kodai Ikemitsu Styling: Shizuka Yoshida Hair and Makeup: YOUCA Text: Saki Shibata Editor: Sakura Karugane.

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