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本当に自分にできるのか──日本人初、史上最年少。世界各国の高級 ホテル ・レストランが加盟する国際組織「ルレ・エ・シャトー」の国際執行委員への就任の打診に、音羽香菜は、一瞬耳を疑った。 父・和紀が、美食で地方を変えたいと、栃木県宇都宮市にレストランを構えたのが1981年のこと。音羽は英米の大学に学んだのち、アメリカのホテルで経験を積み、27歳で帰国後は、父の店のイベント部門を担当してきた。打診があったのは、三男を 出産 したばかりの頃。「共働きで、年に4回もの海外出張をこなすことなどできるのだろうか」。 不安 もあったが、夫の賛同も得て、「多様な視点を持つ者同士が議論することで進化をもたらす」という組織の趣旨に「自分だからこそ、できることがあるかもしれない」と受諾した。夜は店に出ることも多く「家族団欒は 朝食 で」というほど多忙を極める毎日。でも、レストランは、人を幸せにする夢のある仕事。ネガティブな印象を持ってほしくないので、決して『ごめんね』とは言いません」。自身も、忙しく働く両親を見て育った「かつての子ども側」、家族で過ごした休日の思い出�.

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