まずは“バズること”。 TikTok は私にとってライバルです。──「女子大生が作曲してみた」。この一つの投稿から、シンガーソングライター乃紫の 音楽 活動がスタートした。コメントで「フルで聴きたい」という反応がくるとその曲の続きを作り始める。TikTokというプラットフォームから始めた理由を聞くと、「この時代に音楽を始めるなら、TikTokは不可欠な存在。あの中から流行は生まれるので」と答えた。 曲作りで今一番大切にしていることは数秒で人の心を掴む、圧倒的なわかりやすさと覚えやすさだという。「一回聴いただけでこういう動画を撮るってことね、とすぐわかる曲が大切だと思っていて、そこまで想像力を広げて作っています。2023年は10曲くらいをリリースして、とにかく好きなことをして投稿してみる年でした。 2024年はもっとみんなが聴いてくれることを意識しようと心がけて、最初に生まれたのが「全方向美少女」です。女の子たちがアップしたいと思える可愛らしい曲。中でも顔に関する歌詞にすることで、 スマートフォン 片手にみんなが楽しくアップすることができます」。その狙いは見事に.