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令和仕様のソフトな潤いを抱える、90sマット 出どころがローリン・ヒルや で、 ・アーティストのケヴィン・オークインが土台を作ったとわかっていても、その源流をはるかに超えるインパクトを放っていたのが、90年代の安室奈美恵の“あの” だ。血色感を省き、クールな口もとを存分にアピールしたベージュのヌーディリップである。そこに甘やかさは皆無。とことんかっこよくって媚びない人間像を描く、非常にインディペンデントな印象のメイクアップだったように思う。 ここ数シーズン、90sトレンドのブラッシュアップが繰り返される中でこのヌード感はどんどん“アリ”になってきた。とはいえ、“今”の空気感を纏った当時のリップカラーが発売しないと、どこか古くなる。そんなことを考えていた時に登場したのがこの の新作「キャビア リップスティック」だ。見た瞬間に、1996年の景色がフラッシュバック。まさに「a walk in the park」のアレだ!と。 唇の赤みに合わせて選ぶ、2本の安室ベージュ うっすらと血色を忍ばせた198番「BROWN SUEDE」は、黄みと赤みの絶妙な配合。もう1本、143番「NUDE SATEEN」は のようなニュートラルさに黄みを含ませたベージュ。どちらもとろけるようなつけ心地で、ふわっとした唇を描いてくれる。発色もキレイ。唇の赤みが強めの人は143番。赤みが弱めの場合は198番を選ぶと「a walk in the park lip」が完成する(と予測)。当時のやや乾いた印象はなく、しっかり内側に潤いがある上品な仕上がりがいい。 さらに、先日発売した のリップライナーが、これまた90s安室感満載。この136番はクリーミーな明るめのブラウンで、輪郭だけではなく全体にスマッジさせてもかなり可愛い。ローラ メルシエのリップと同日発売となるライナーは全10色展開で、中でもウッドのようなこげ茶の03番でしっかりとリップのフォルムをしめてみるのも良さそうだ。 この夏、さらに秋にかけて、このテイストをカジュアルスタイルに取り入れるって相当アリ。そろそろやってくる「安室さま引退日」で思いを馳せながら思い切りクールなリップメイクを楽しむのも良さそうだ。何より、この手のカラーを纏った人がもっとたくさん見てみたい! それにしても「a walk in the park」の安室奈美恵は永遠。MVを観返した時、脳内が活性化されて驚いた次第だ。 Editor: Toru Mitani.

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