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年齢にとらわれず楽しむ、大人のロングヘア 加齢とともに髪質が変化し、乾燥やパサつきが気になるようになると、多くの女性は髪を切る傾向にある。しかし、ここ数年間に私たちが目にしてきたのは、「こうあるべき」という社会的な期待を捨て、自分が心地よいと感じることを優先し、本当の自分を受け入れるという歓迎すべき新たなムーブメントだ。 Colour Wow のインターナショナル・クリエイティブ・ディレクターのドム・シーリーによると、今は「一定の年齢を過ぎたら女性は髪を短くカットすべき」という考えから脱却しつつあるという。「自分に自信が持てるかどうかが大切です。ショートにするのは決して悪いことではありませんが、自分がどう感じるべきか、どう見えるべきかといった社会的プレッシャーに屈しないでください」 そこで、50歳を過ぎてから ロングヘア にする上で参考にしたいのが、自分らしさを貫くマチュアなセレブたち。その数は実に多く、 ジュリア・ロバーツ、 サラ・ジェシカ・パーカー 、 モニカ・ベルッチ 、 ジュリアン・ムーア 、 ミシェル・ファイファー 、 ジェニファー・ロペス 、 ナオミ・キャンベル らはそのほんの一握りに過ぎない。「ジェーン・シーモアは、顔まわりに柔らかな印象を与えるフリンジを作っていて、カラーも素晴らしい。一方で、ミシェル・ファイファーの髪にはソフトなウェーブがかかっていて、いつも少し毛束感が演出されている」と分析するのは、ヘアスタイリストの ポール・エドモンズ 。「これらの女性は皆、無理に若作りせず、年齢に見合った美しさをアピールしているのです」 髪を健やかに美しくために欠かせない、毎日のヘアケア ロングヘアを美しく見せるためには、髪を健やかに保つことが何よりも重要となる。 ショートヘア を手入れするのは簡単だが、髪が伸びてきたら中間から毛先にかけてきちんとしたケアが必要だ。また、シーリーは「髪の成長は人それぞれで、お手入れの仕方やメンテナンスの仕方によって頻度も変わってきます」と続ける。 加えて、年齢とともに白髪が増えると、パサつきやごわつきはさらに目立つ傾向に。また、必要な脂質や水分が失われることで、切れ毛や艶・弾力の不足につながることもある。そこでエドモンドが勧めるのは、トリートメントやヘアマスクなど、髪の1本1本に栄養を与え、なめらかにする ヘアケア を日々の ルーティーン に取り入れること。また、熱によるダメージから髪を守るヒートプロテクターでしっかりアフターケアを行い、高品質のドライヤーやアイロンといったスタイリングツールに 投資 すれば、髪がもろくなるリスクは軽減し、頻繁にカットをする必要もなくなると、シーリーは付け加える。 業界のエキスパートたちが揃って勧めるのは、自分の顔の形に合うスタイルや長さを見つけるためにも、ヘアスタイリストに相談すること。エドモンズは「目や頬骨を際立てるソフトなフリンジや レイ ヤーはおすすめ」とする一方、シーリーはインスピレーション源としてセレブたちのヘアをお手本にしてほしいと言う。「彼女たちを担当するヘアスタイリストは皆、カラーや長さを巧みに調整することで肌や目などの美しさを引き出し、表情をより明るく、若々しく見せる方法を知っています」 ここからは、50代以上にこそ似合うミッドレングス〜ロングの ヘアスタイル を見てみよう。 ニコール・キッドマン ジェニファー・ロペス アンディ・マクダウェル エリザベス・ハーリー サルマ・ハエック サラ・ジェシカ・パーカー サンドラ・ブロック デミ・ムーア ナオミ・キャンベル ジュリアン・ムーア モニカ・ベルッチ シンディ・クロフォード サンドラ・オー クリステン・マクメナミー ハル・ベリー ジェニファー・アニストン イマン ジュリア・ロバーツ ヘレン・ミレン Text: Hannah Coates Adaptation: Motoko Fujita From VOGUE.CO.UK.

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